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2013年1月14日(1月前半)

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一週間前に年をまたいで2012年最後の更新をしたばかりですが、
2013年のスタートを切る更新です。
改めて、今年もよろしくお願いします。

寒さが落ち着きをみせていますね。
寒いことは寒いのですが、「こんなもんか」と少しなめてかかっている自分がいるので、
そのうちに痛い目にあいそうです。
今は本当に大事な時期なので体調の管理だけはしっかりとしなければなりません。
今体調を崩したら、ちょっとやばいです。
大事な卒業制作の追い込みの時期ですからね。
精神的には落ち着いているので、
このままやるべきことを着々と進めていくだけですね。
頑張りましょう。
そんなこんなで、1月前半の更新です。



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Stranger than paradise


という映画を見ました。
その名の通り、とても不思議な雰囲気をまとったアメリカ映画で、
アメリカってよりヨーロッパ臭が強い感じがしました。
まあ主人公はアメリカに住むハンガリー人ですから、
そのよくわからん設定の多くが、妙にナチュラルで、
何故か心地いいものでした。
ニューヨークという大都市ですら閑散とした描写で、
終始退廃的、虚無的な映像は、
おそらく耐えられない人が多いと思います。
寝ますね。
僕は結構この手の映画が好きで、
ボーっとみていると、ちょこちょこ僕のアンテナに引っかかってくるものがあるんです。
ただただ堪能することを許さない映画というか、
表現したい1つのことをものすごーく遠回りして出している映画というか、
要は、V・ヴェンダース的です。笑
あまりにも日常すぎる中に潜む、小さな大問題をさらっと仕上げるというか。
ちなみにヴェンダースの写真展のスタッフをしたことがありますが、
ヴェンダースは夫婦共にデカいです。笑
それはともかく、
この『Stranger than paradise』は最近僕自身が考えていたことと良くリンクしたんです。
それは、

「表現することと、堪能することのバランスをとること。」

ということです。
とにかく、この映画に出てくるメインの3人は堪能ばかりしています。
そして、その堪能の仕方があまりにも不器用で、3人が一様に言葉・行動の表現がとても軽率で、雑です。

堪能することばかりに快楽を求め、
表現することを怠るがばかりに自分の吸収率が上がらず、
堪能することすら十分にできない。
そのために、表現の質が上がらず自分自身の置かれる環境が改善されない。
だからこそ、当てもなく変化も少ない堪能に快楽を求める。
または、運任せ。

僕が最近考えていたこの悪循環を、この映画は見事に表現していました。
監督・脚本がそれを意図しているかは定かではありませんが、
僕にはそう感じられたのです。
僕は質の高い表現を求めることのない堪能は、
不安の解消を目的としたものに過ぎず、
そういった堪能の先に本物の充実感はないと考えています。
本物の充実感は、堪能することと表現することのバランスが取れていて、
心がニュートラルな状態になったところを出発点にした、
その先にどこまでも広がる豊饒の大地のようなものだと思っています。
そこには、どんな種(表現)を蒔こうとも、立派な花や果実を実らせるものだと思うのです。

僕自身も、表現することを本気で意識し始めた頃から、
圧倒的に吸収率があがり、
堪能の質が著しく向上していることに気が付きます。
おそらく、そのスタートはカメラを始めた頃でしょう。
街を歩くのに、カメラを持っているのといないのとでは、
その吸収率は恐ろしい程に変わってくるのです。
これは、私自身が身をもって実感しているものです。

表現することと、堪能することのバランスをとること。
それが成されれば、おそらく自然と自分を取り囲む環境が向上していくことでしょう。
僕はそう考えています。
だからこそ、そのことを改めて自分自身に戒めて、
今年も丁寧に生きていこうと思います。

『stranger than paradise』を観て、ただただそんなことを思いました。



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表現することと堪能すること、そのバランスをとることの重要性は先に述べた通りですが、
僕にとって、その最たるものの1つに「食」があると考えています。

僕は心と体は相互作用的な関係にありながら、
バランスを保つのに非常に苦労するものだと考えています。
心と体のバランスが崩れれば、両方の表現力は著しく低下し、
人としての魅力も、説得力も失いかねません。
だからこそ人は、五感というものを最大限に利用して、外部のものを自分の内に取り入れ、
心と体のバランスを取るのだと思います。
例えば、聴覚を使って音楽を聴く。
それに視覚を加えて、映画を観る。
このように色々なものを体内に取り入れてバランスをとろうとします。
そして、その中でも全ての感覚を使って体内に取り入れ、すべてのエネルギーとなる形あるもの、
それが「食」だと思うのです。
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食が生きていく上での最低条件あることは言うまでもなく、
心と体のバランスを取るのに最も強い影響力を持つ物だと思います。
だから僕はできるだけ、わかりたいのです。
良い「食」とは何かを理解していきたいのです。
それがオーガニックとかロハスとか、
そういうものを強調すということとは違う領域です。

しかし今世の中は、あまりに「お手軽」な食に溢れているから、
その強い影響力をもつ食を、あまりにも「お手軽」に済ませられてしまう。
その為に、心と体のバランスを取るせっかくのチャンスを逃してしまいがちになるのだと思います。
少なくとも僕は、
食を強く意識することで、かなり助けられている部分があります。
作品制作など、過剰に集中力を酷使することなどがあると、
どうしても心と体のバランスが崩れてきます。
そんな時に取るしっかりとした食事に、本当に助けられるのです。
それが生活の中での良い過程(丁寧な意識)を踏んだものなら尚更なのです。

結局のところ何が言いたいのかというと、
僕は、僕という存在が多くの人の中で、いい環境でありたいと思うのです。
その為に、心と体のバランスを取らなければならない。
その最たる良法が、「食」であるということです。
巡りに巡って、そういうことです。笑
長いですね、失礼しました。

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野菜のテリーヌ モザイク風 オランデーズソース
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ローストビーフのオニオンサラダ オーロラソース
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鴨のポワレ フォアグラムース添え ポルチーニ茸の赤ワインソース

ちなみにこの料理は、友人のお祝いのために作ったものの一部。
誰にとっても重要な問題である「食」を介することは、
とてもいい循環を生みます。
実体験からの考察ですが、これは僕の教科書である『美味しんぼ』から学んだ精神でもあります。笑
なんちゃって。





まだまだ書こうと思うことがあったのですが、
ちょっと2013年のスタートということで、ちょっと張り切ってしまいました。
読む方はしんどいですよね。
既に書きすぎた感があるのでこの辺りで止めておきます。
これから、いよいよ卒業制作の追い込みです。
1月後半の更新は、そんなことが中心になるのかなと思います。
それでは改めて、今年もよろしくお願いします。
また、1月後半に。
ではでは
by keita-net6086 | 2013-01-14 20:40